光回線の種類
しかし、これだけ数が多いと、いったい何がどう違うのか?結局どれが良いのか?判断が難しいですよね。
最適な光回線を見つけるためにも、まずは「種類ごとの特徴」を把握したうえで、具体的なサービスに目を向けていきましょう。
光回線の種類 | 特徴 | |||||||||||||
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NTT フレッツ光 | 特徴その1 <全国47都道府県で利用可能> |
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NTTの光回線(光ファイバー)は全国に整備されているので基本的にはどの地域でも使えます。
2023年3月登録
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特徴その2 <別途でプロバイダと契約が必要> |
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![]() インターネットを利用する際「回線事業者」と「プロバイダ(ISP)」の契約が必要となります。 |
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光コラボレーション | 特徴その1 <代表的な光コラボレーション> |
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フレッツ光の場合、プロバイダ利用料も含め、月\7,000~\10,000程度の料金が発生します。 2022年3月登録 |
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特徴その2 <プロバイダと別途契約が不要> |
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光コラボレーションを契約するとインターネットが利用できます。また光コラボレーションは、基本的に ![]() |
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特徴その3 <独自サービスやキャンペーンが豊富> |
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2023年3月登録 |
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特徴その4 <乗り換えが簡単> |
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フレッツ光と光コラボレーションは、同じ回線でインターネットサービスを提供しています。 光回線及び光コラボレーション以外の乗り換えでは、以下のような工事・手続きが必要となります。 1.電柱から住居への光ファイバー引き込み 2.室内に光コンセント設置 |
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ダークファイバー系 | 特徴その1 <ダークファイバーとは> |
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ダークファイバーとは、NTTが整備した光回線(光ファイバー)で、「普段は未使用の回線」です。 NTTは全国に光回線がありますが、その回線全てを「フレッツ光」・「光コラボレーション」で利用しないため「使われない回線」を一部通信事業者と提携し、光回線サービスを提供しています。現状ダークファイバーに ![]() |
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特徴その2 <比較的に回線が安定している> |
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「フレッツ光」「光コラボレーション」は、同じ光回線を使用するため、速度が安定しません。 ![]() |
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特徴その3 <利用できる地域が限られている> |
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2023年3月登録 「auひかり」「NURO光」はダークファイバー系光回線検討の場合、提供エリアをご確認願います。 |
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電力会社系 | 特徴その1 <電力会社ならではの割引サービスがあります> |
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電力会社系の光回線の場合「電力とセット申込みで月額料金が割引」といったサービスがあります。 「動画配信サービスが無料の特典」など、独特なサービスが用意されている光回線も多くあります。 電力会社系光回線の場合、特徴的特典・キャンペーンが多いので、ホームページをご確認願います。 |
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特徴その2 <比較的に回線が早い> |
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電力会社系光回線は「各社が独自整備の電線」を使用しインターネットサービスを提供しています。 NTTが整備した回線を利用している「フレッツ光」「光コラボレーション」「ダークファイバー系」に比べ、 利用者数は現時点で少ないため混雑せず、回線速度が安定しています。 |
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特徴その3 <電力の提供エリアでのみ利用できます> |
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2023年3月登録 電力会社系の光回線は都道府県単位でエリアが限定されており、選択肢は少なくなります。 |
インターネット回線の解約注意点
賃貸住宅の退去前に「インターネット回線の撤去工事をどのように進めればよいのかわからない方」が多いのではないでしょうか。
回線の撤去工事はインターネット回線の種類によって、工事費用や違約金が異なります。
下記の撤去工事が必要なケース、不要なケースを確認した上で、撤去工事の流れと合わせて事前に準備を進めましょう。
インターネット回線の撤去工事とは
インターネット回線の撤去工事とは、屋内に引き込んだ5ミリほどの太さがある光ファイバーケーブルを取り除く作業のことです。
この撤去工事は、電気工事士の資格を持った回線業者が工事を担当します。

光コンセント内観

一体型光コンセント外観
- ※一体型の光コンセントは電源や電話回線、テレビアンテナなどの差し込み口とセットになって設置されているタイプです。
<解約時の連絡先と費用>
お客様が契約したインターネット回線業者にまずは退去の通知を行い、解約の手続きを進める中で回線撤去工事を依頼します。
インターネット回線は契約種類によって違約金が掛かったり撤去費用が生じます。違約金と撤去費用は解約時のタイミングで発生します。
詳しくは契約先プロバイダの公式ホームページなどで撤去前に確認するようにしましょう。
インターネット回線の撤去工事が必要な3つのケース
以下3つのケースの場合、インターネット回線の撤去工事をする必要があるので、当てはまる項目があるかチェックしてください。
① 個人から業者に依頼する場合
手配やスケジュール調整に時間と手間がかかるので、事前に段取りをしておきましょう。撤去工事の手配の目安は以下の通りです。
① 通常期は引越しの1ヶ月前が目安。 ② 繁忙期は引越しの2ヶ月前が目安。
② オーナーとの契約から業者に依頼する場合
借主の原状回復義務として記されています。そのため、インターネット回線の撤去工事をしないといけません。
③ 回線事業者との契約から業者に依頼する場合
記されていたら原状回復が必要です。 そのため解約時には契約書をしっかりと事前確認することをお勧めします。
インターネット回線の撤去工事が不要な3つのケース
① 建物オーナーが導入した特定回線を利用している場合
ただし、建物オーナーが導入した特定回線以外の回線を導入している場合は、撤去工事の必要があるため速やかに対応しましょう。
また無料インターネットサービス等、光回線を活用し一元契約を建物オーナーが行っている場合は、インターネット回線に係わる
一切の解約手続きは不要となります。それ以外の場合は、転居や解約時には、ONUなどのレンタル機器を返却するのみです。
② 建物オーナーに承認された前入居者のインターネット回線を利用している場合
建物オーナーの承認を得て使用している回線なので、原状回復にあたっての工事は必要ありません。
このような場合は、光コンセントへのONU差し込みだけで簡単に接続できるようになっているケースが多いです。転居や解約時には、
ONUなどのレンタル機器を返却するのみです。
③ 個人が導入した回線で、建物オーナーに回線不撤去が承認された場合
また入居者様の立場から「回線撤去費用が掛かるのでそのまま残せないか」と考えるケースがあります。退去時に「回線不撤去」が
建物オーナーに承認された場合は、撤去の必要がございません。
インターネット回線撤去工事の流れ
解約手続きから回線撤去工事当日までの流れを紹介します。
① 解約手続きをする
インターネット回線の解約手続きを行います。手続きは、インターネットサービス提供者のホームページを調べて問い合わせ願います。
電話で問い合わせをする際は、引越しシーズンは繋がりにくい可能性があるためご注意ください。
解約手続きは、なるべく引越しシーズンの3、4月を避けた繁忙期以外で行うことをお勧めします。引越しの予定が早めに決まっている方は引越しが決まった段階でお問い合わせしてください。
② 撤去工事を予約する
解約手続き後は、回線の撤去工事を依頼し日程調整をしましょう。引越し直前の連絡では、退去に間に合わない可能性があります。
引越準備は行うことが多いため、インターネット回線撤去工事の予約や手続きなどを忘れがちです。そのため、撤去工事の予約は
1ヶ月前に連絡しておきましょう。
万が一、回線撤去工事を忘れてしまった場合は、建物オーナーや建物管理会社に代理立ち会いをしてもらえるか相談してみてください。
ただし、手数料が発生する可能性もあるためご注意ください。 ※ 弊社の代理立会は5千円(税別)となります。(2023年3月現在)
③ 撤去工事立会い
回線撤去工事は、立会いが必要となります。回線撤去工事の予約日に工事担当者が派遣されるので、その日は自宅待機をしてください。
回線撤去工事の具体的な作業内容は以下のようなものがあります。
① 光コンセントの撤去 ② ケーブルの除去 ③ 壁の穴埋め
工事にかかる時間は、構造や設備によっても異なるため、余裕をもった日程調整をしておきましょう。
ONUなどレンタル機器返却のみの場合は、立ち会いをする必要はありません。自分で接続機器を外し返却手続きをしましょう。