引越しの近隣挨拶Neighbor greetings after moving

旧居・新居での引越しに係わる近隣挨拶

引越しの際に行っておくことをお勧めしたいのがご近所への挨拶です。まずは旧居での生活でお世話になった人への近隣挨拶と、これから近所付き合いが始まる新居での近隣挨拶がございます。特に子供連れの家庭は自治会や町内会に属すことになるので、近所付き合いが大切になります。下記の通り近隣挨拶の方法をとりまとめましたので参考にしてください。

挨拶に持っていく挨拶品
挨拶品は挨拶をされる側に立って考えても、あまり高額な品物だと受け取りづらい可能性があります。引っ越しの挨拶品は、自分にも相手
にも負担が少ない金額の品物が相場になっているようです。賃貸建物は1軒あたり200円~500円程度で検討してみてはいかがでしょうか。
挨拶品の上位3品

<1位 お菓子 お菓子を選ぶときのポイント>

①賞味期限が長いもの ② 珍しいお菓子ではなく誰でも食べられる一般的なもの ③ アレルギーの原因になりやすいものは避ける
④ 引越し元の銘菓にする

<2位 洗剤 洗剤を選ぶときのポイント>

①好みを考慮し、内容量の少ないタイプや詰め合わせタイプを選ぶ ② アレルギーを考慮し、直接肌に触れる石鹸等は避ける
③ 香りの好みに考慮し、無香料や香りの弱いタイプを選ぶ ④ 台所洗剤はできるだけ肌に優しいものにする

<3位 タオル タオルを選ぶときのポイント>

① 好みを考慮し、無地か落ち着いた色柄のタイプを選ぶ ② なるべく肌に優しいタイプを選ぶ
③ 収納を考慮し、しまっておきやすいよう箱入りのタイプを選ぶ

その他お勧めの挨拶品

<ゴミ袋 サランラップ ティッシュ お米>

ゴミ袋などの消耗品は、相手が受け取りやすいギフトです。地域指定のゴミ袋は有料の場合が殆どで貰って困ることはありません。
サランラップやティッシュを贈る際には品が良くて便利感が相手に伝わるよう、少し質の良いものを贈ると喜ばれるでしょう。
またお米は家庭によって食べる量やブランドが違うため、量の少ないものを選ぶと無難でしょう。

挨拶品の熨斗(のし)

丁寧な贈り物には、熨斗(のし)をかけるのが日本人の慣習です。挨拶品にも、熨斗(のし)をかけて準備することをお勧めします。
熨斗(のし)には「内熨斗」と「外熨斗」の2種類があり、引越しの近隣挨拶では手渡しを基本とした外熨斗を使用しましょう。

<内熨斗>

品物に熨斗紙をかけ、その上から包装紙で包む。お歳暮・お中元のほか、配送でギフトを送る際に使用します。

<外熨斗>

品物を包装紙で包み、その上から熨斗紙をかける。手渡しでギフトを送る際に使用します。

熨斗の書き方
のし紙は礼を尽くす姿勢をあらわすもので、紙には表書きと自分の名前(苗字)を書きます。表書きとは、受け取り主に対してどのような目的で贈答品が送られたかがわかるよう文字を入れます。新居と旧居で表書きの文字が異なりますので以下にて紹介します。
のし
旧居ののし
旧居ののし

<旧居の挨拶で渡すのし紙の書き方>

表書きには「御礼」もしくは「粗品」の文字を入れます。 表書きの下に苗字を書きます。

<新居の挨拶で渡すのし紙の書き方>

表書きには「御挨拶」の文字を入れます。 表書きの下に苗字を書きます。
挨拶の範囲

家族で引越しをする場合、近所付き合いまでを考慮し近隣挨拶は必ず行っておきましょう。一人暮らしの近隣挨拶は防犯上の理由から、
親族などと行ったり、または行わないという選択もあります。挨拶をする範囲は、以下を参考にしてください。

① 賃貸建物で共同住宅並びに集合住宅の場合:上下左右の住民 ② 賃貸建物で戸建て住宅の場合:向こう三軒両隣と裏にあたる家

近隣挨拶のタイミング

近隣挨拶は、引越し当日までに行うことをお勧めします。当日に行う場合は、引越作業開始までに済ませましょう。引越し当日は荷物の
搬入などで、近隣迷惑にならないよう配慮が必要となりますので、慌ててミスをすることを予防するためにも、引越し準備から引越し後
までのやることをまとめた弊社チェックリストをご活用いただければ幸いです。

御幸建設グループ「賃貸建物引越前 準備・手続きチェックリスト」と「賃貸建物引越後 手続き・準備 チェックリスト」はこちらから