掃除のポイントThe most important points

賃貸物件の引越作業で、荷造りと同じくらいに大切で手間のかかるのが掃除です。掃除のポイントを紹介します。
各種掃除ポイントの紹介
キッチン周りの油汚れ

キッチン周りは換気扇やコンロ、壁など広範囲で頑固にこびり付いた油汚れが多いです。

油は冷えると固まり、温まると溶けるという性質があります。この性質を活かし換気扇やコンロの五徳など、本体から取り外せるものをお湯に浸し洗ったりすると油汚れを落とすことができます。また壁紙にクロスを使用している場合、無理して拭き取ったりすることは避けましょう。
なお洗剤は弱アルカリ性の洗剤を使用することをお勧めします。

キッチン
排水溝のぬめりや詰まり

排水溝の掃除には、塩素系漂白剤などの薬剤が利用されますが、その他にも重曹などを使った掃除方法があります。排水溝に重曹を入れ、上から熱湯か温めた酢水をかけるだけの簡単作業です。

冷蔵庫・冷凍庫の掃除
冷蔵庫・冷凍庫は水抜きが必要となりますので、引越し前日には中の物をすべて出し、コンセントを抜いておきましょう。冷蔵庫は台所用洗剤や専用洗剤を使用し拭き掃除をお勧めします。
匂いなどが気になる場合は庫内やトレーを消毒用アルコールなどで殺菌しておくのもお勧めです。
冷蔵庫
冷蔵庫の水抜き作業

冷蔵庫を搬出する場合、水抜き作業が必須となります。引越作業を行なう前日にコンセントを抜いておくと、翌日水受けトレイに水が
溜まっていますので、その水を捨て水抜き作業は完了です。また食材類の購入は、引越しの日に合わせて購入を控えたり消費するなど
計画的に行いましょう。持ち運びできる物は、クーラーボックスや保冷バッグ、保冷剤などを準備しておくと便利で安心です。

洗濯機の水抜き作業

まずは洗濯機用の蛇口を閉めてから1分程洗濯機を回し、給水ホースの水抜きをします。
水が抜けた給水ホースを取り外したら、洗濯機の電源を入れ脱水のみを行ない、洗濯機と
排水ホースの水抜きをします。最後に排水ホースを取り外し完了です。
洗濯機機種で水抜き方法が異なりますので取扱説明書やホームページなどでご確認願います。

洗濯機
ストーブの油抜き作業

灯油や石油が入ったままのストーブは、処理が不十分だと運搬の際の汚れや匂い移りの原因にも
なってしまいます。まずはストーブの中に残った灯油は抜いてしまうか使い切りましょう。

石油ストーブ
浴室の掃除

浴室は水垢や皮脂、カビなど細かい汚れが付着しますので、掃除頻度や汚れの種類に合わせて浴室用洗剤を選択しましょう。お風呂掃除用洗剤には大きく分けて「中性」「酸性」「アルカリ性」「塩素系」の4種類があります。以下の洗剤から適切な液性を選びましょう。

  1. 軽い水垢や皮脂汚れには「バスマジックリン」のような「中性の洗剤」がお勧めです。
  2. 水垢などアルカリ性の汚れには「バスクリーナー」のような「酸性の洗剤」がお勧めです。
  3. 皮脂など油性の汚れには「お風呂のルック」のような「アルカリ性の洗剤」がお勧めです。
  4. カビを取るなら「カビハイター」のような「塩素系の洗剤」がお勧めです。
バスルーム バスルーム
トイレの掃除

トイレは蓋や便座、便座のふち裏などに汚れが付着します。トイレの汚れは尿の飛び散りや尿石、黒ずみなどさまざまです。トイレ用洗剤には「中性」「酸性」「塩素系」など成分も違うのでどの汚れにどの洗剤が効果的か以下の洗剤から適切な液性を検討しましょう。

  1. 尿の飛散りなど軽い汚れには「トイレマジックリン」のような「中性の洗剤」がお勧めです。
  2. こびり付いた尿石など頑固な汚れには「サンポール」のような「酸性の洗剤」がお勧めです。
  3. 便器内の黒ずみの汚れには、「トイレハイター」のような「塩素系の洗剤」がお勧めです。
トイレ トイレ
シールの剥がし

部屋の壁や床にシールを貼ってしまっている場合、シール剥がしが必要です。
シールは時間が経つと、頑固に張り付いていたり粘着質になっていたりしますので、シールを
剥がす際、ドライヤーで20cm程度離し、温風を当て数秒温めると簡単に剥がすことができます。

シール剥がし
フローリング・畳の掃除方法

フローリングは掃除機をかけた後、フローリング用ウェットシートなどで拭き掃除をします。
畳は、目に沿って丁寧に掃除機をかけます。畳は湿気や水分に弱いので、雑巾での乾拭きを
お勧めしますが、水にお酢を入れ雑巾を絞ったものであれば水拭きも効果的です。

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